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「アイ・アム・ザ・ウォルラス」("I Am the Walrus")は、1967年11月にビートルズが発表した16枚目のオリジナル・シングル(「ハロー・グッドバイ」)のB面曲である。 == 解説 == レノン=マッカートニーの作品。実質的にはレノンの作った楽曲である。リード・ヴォーカルはジョン・レノン。ビートルズの曲の中でも特にサイケデリック色の強いナンバー。発表当時、音楽関係者に大きな影響を与えた楽曲でもある。なお、EP『マジカル・ミステリー・ツアー』のブックレットには"No you're NOT!" Said Little Nicolaというサブタイトルがつけられている(ただし正式なタイトルにはこのサブタイトルはつかない)。 同年12月に公開されたテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』に演奏シーンが収められ、同名サウンド・トラックEP盤(英国)、LPアルバム(米国)に収録。現在ではアメリカ盤に倣った編集アルバムCDに収録されている。映画ではビートルズのメンバーがサイケデリックな格好をしたり、セイウチの着ぐるみを着て演奏するシーンで使われている。 サイレン風のイントロはジョンのエレクトリックピアノ、ジョージ・マーティン編曲のオーケストレーションやコーラス、BBCのラジオ放送音声などのSE(効果音)が加えられ、サイケデリックなアレンジが施されている。 ナンセンスな言葉遊びとも思える難解な歌詞も特徴である。タイトルのウォルラス(セイウチ)はルイス・キャロル作の物語『鏡の国のアリス』の「セイウチと大工」からとられたものである。また歌詞の"eggman"は同じく『鏡の国のアリス』のハンプティ・ダンプティだと思われる。歌詞の"Goo Goo Goo Joob"(または"Goo Goo g' Joob")は"Good Job"とセイウチの鳴き声をかけたものと言われている。グロテスクな"Yellow matter custard..."からのくだりは、ジョンが昔書いた詞の引用とも言われている。 アルバム『ザ・ビートルズ』の収録曲「グラス・オニオン」には"The walrus was Paul"との一節があり、これは詞の内容を勝手に解釈するファンへの皮肉とも言われる。またビートルズ解散直後の1970年のジョンのソロ曲「ゴッド(God)」では"I was the Walrus But now I'm John"と歌われ、ウォルラスにビートルズ時代の自分をなぞらえている。ジョンは1980年のインタビューでこの曲を再録音したいと答えていた。 後年ポールは、自伝『メニー・イヤーズ・フロム・ナウ』の中で、この曲をジョンの最高傑作の一つと称賛している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アイ・アム・ザ・ウォルラス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 I Am the Walrus 」があります。 スポンサード リンク
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